第15回全日本学生室内飛行ロボットコンテストのマルチコプター部門に出場しました。
飛行ロボコンのマルチコプター部門では、自作したマルチコプターを飛行させ各ミッションを行います。私は高校の航空宇宙同好会として参加し、機体製作を担当しました。このチームでは、カメラで正しい箱を探して物資を投下する「高所物資運搬」、機体重量350gに対し100g程度の物資を運ぶ「大型物資運搬」、決められたコースを飛行する「8の字飛行」の3つのミッションを行いました。
マルチコプター部門には11チームが出場し、予選は3位タイで通過、決勝は4位となりました。大学・高専が中心の大会で普通科高校としては初出場ということもありましたが、あまり良い結果を残せませんでした。会場の通信環境やパイロットからの視点が想定より厳しかったこと、十分な操縦練習時間がとれなかったこと、飛行時間を優先した部品構成にしたため衝突に弱い構造になってしまったことなどが主な原因です。このため予選では8の字飛行に時間がかかり途中でミッションを諦めて帰還し、決勝では大型物資を正しい場所に投下できず、8の字飛行の途中でポールに衝突し棄権という結果になりました。
それでも予選ではマニュアル通りの正しい判断で時間内の帰還には成功して決勝に進め、決勝でもメインミッションである高所物資運搬は達成できました。様々反省点はありますが、ロボコンの本番の空気を味わうことができたり、ただものを作るだけではなく本番で運用する難しさが分かったり、良い経験になりました。
